キタムラサキウニ

キタムラサキウニ Mesocentrotus nudus (A. Agassiz, 1864)

分布: 北海道~相模湾(太平洋側)~ 富山湾(日本海側)

朝鮮半島、中国大陸北部、東シナ海北部 潮下帯~水深 180m


本州北部以北の潮下帯では最も普通の種。 

棘は長く,暗紫色または暗褐色。

裸殻は中~大形の半球状で、殻径は6~10cm

冷水域に分布し、浅海の岩礁や礫地帯に多い。 


外観はムラサキウニに酷似しますが・・・

     ① 棘の表面に微小な針状突起がある。

   ② 周口部の膜域が広くて目立つ。

   ③ 棘がかすかに暗緑色を帯びる。

      ④ 岩の穴の中へ入る習性がない。   

           ⑤ 裸殻が緑(または紫色)           

  などの特徴で区別されます。

打ち上げ等で拾った殻を調べるとき・・・

頂上系(肛門周辺)が残っていれば判断しやすい。

多孔板を除く生殖板の各々に、

目立つ 大きな疣が一つ あれば キタムラサキウニ


Strongylocentrotidae (Family) ・ Mesocentrotus (Genus)