ブンブクチャガマ
ブンブクチャガマ Schizaster lacunosus (Linnaeus, 1758)
分布: 相模湾 ~ 鹿児島湾、朝鮮半島、中国南部、
東アフリカ、オーストラリア東部 潮下帯~水深 100m
殻は中形。殻径 5cm 程度。
全体に膨らみが強く、前方から後方へと高まり、後端部は極めて高い。
側面から見た輪郭は、後端が垂直に近い三角形。
正面歩帯は幅広い溝状。 生殖孔は2個。
囲肛部の輪郭は縦長の楕円形。
内湾の砂泥底、浅い所にも生息しているので、
場所とタイミングさえ合えば打ち上げで拾えることも。
☆ 和名のブンブクって・・・
狸が化けたという「分福茶釜」の名がこの種に充てられ、
ついでその仲間が「〇〇ブンブク」と命名されるようになり、
総名「ブンブク」が生まれたようです。
「ぶんふく」という名の由来については諸説あるようで、
福を分ける茶釜という意味から「分福茶釜」と呼ばれるようになったという説や、
水が沸騰する音「ぶくぶく」→「ぶんぶく」となったのでは? という説も。
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