カサアシガゼ
カサアシガゼ Micropyga tuberculata A. Agassiz, 1879
分布: 熊野灘以南、インド・西太平洋海域 水深 150~1340m
2016年、日本近海では初記録の カサアシガゼ科 の珍しいウニが、
三重県の浜島沖 水深250mの底引き網により採集されました。
主にフィリピン周辺の深海に生息しているウニです。
そのウニが鳥羽水族館で飼育展示され話題になりました。
残念ながら直ぐに死んでしまったようですが・・・
☆ 鳥羽水族館の記事がこちら ↓ ☆
https://www.aquarium.co.jp/topics/index.php?id=445&archive=2016
画像の殻は10年ほど前、貝を売るお店で手に入れました。
フィリピン 産 殻径 86mm。
アカオニガゼの標本 ということで売られていたのですが・・・
アカオニガゼ か?・・でも面白そうなウニってことで購入。
そのウニから殻標本を作って… う~ん?…何だろう?…
長い間不明なままでしたが、⇧ のニュースを切っ掛けに名前が判明!
カサアシガゼ 目 Micropygoida ・ カサアシガゼ 科 Micropygidae
カサアシガゼ 属 Micropyga
殻は大形で平たく柔軟性がある。 殻径 15㎝程度。
殻板が薄く、大きなわりにはかなり軽い殻です。
この属のウニは、上部の一部の 管足の先端が傘状に変形 する
というのが最大の特徴だそうです。
⇧ の殻は 和歌山県 産 紀伊水道南部・底引き網 水深200m 殻径 118mm
★ ウニハンドブックに倣って更新。
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