ピンクウニ
ピンクウニという名で、みやげ物屋などで安く売ってる殻。
形から、ナガウニの仲間なのはハッキリしている。
産地は東南アジア方面、主にフィリピン産らしい。
しかし、検索してみても
「ナガウニ」「Echinometra mathaei」としかヒットしません…(^^;
◆ ウニの本、ウニ学に書かれていることを要約すると…
「インド洋・太平洋の各地から採集された標本と
沖縄産のナガウニ個体との比較研究が進められた結果、
4つのタイプに分けられ、それぞれ
ホンナガ・ヒメクロ・リュウキュウ・ツマジロ
に相当するということが分かった」 と書いてある。
◆ ナガウニを見極めるポイントの一つ、多孔板の小疣の数。
☆ ツマジロ ではほとんど見られない(0~1個)
☆ ホンナガ では平均9個(6~14個)
☆ リュウキュウ・ヒメクロ は数個程度(0~4個)
ということなので、多孔板を拡大して見てみる…
2個ある。でも、多孔板の周辺のところ、肛門周りのイボだ。
このイボを小疣として数えいいものなのか?
数に入れないとしたら0個? これって…?
◆ 海外の図鑑やネットなどで紹介されている生体の「mathaei」の画像。
棘の先端が白いやつ が混じって紹介されている…?
◆ 私が生体から殻標本を作ってみた結果、色は薄いがピンク色になったのは
今のところ ツマジロナガウニ だけ。
以上、小疣の数や、殻がピンク色だということなどを考え合わせると、
4種の中では ツマジロナガウニ が近いように思える…が…?
う~む?(-"-)y-.。o○
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