ベンテンウニ

ベンテンウニ Coelopleurus maculatus A. Agassiz & H.L. Clark, 1907

分布: 相模湾以南~朝鮮海峡・モルッカ諸島・カイ諸島近海  水深 70m~360m


殻は中~やや小形で低い半球状。

大棘は湾曲しながら先端方向に細くなり、横断面は三角形

大棘の色彩は淡緑色の地に鮮やかな朱赤色の横縞がある。

裸殻の口側はほとんど白く、

反口側は白~淡黄緑色で裸状帯域のみ鮮やかな色彩がある。

色彩の変異は大きいが、中心線上が白・側縁部は赤紫色。


フィリピンあたりから輸入され、ネットで売られているのをよく見かけます。

図鑑・相模湾産海胆類には・・・

「インド・西太平洋の ベンテンウニ属については、

分類学的研究が十分でなく、本種と

Coelopleurus maillardi (Michelin, 1862)

Coelopleurus longicollis (A.Agassiz & H.L.Clark, 1908)

との関連性も明確ではない」 とある。

ってことは・・・

ベンテンウニとして売られている海外物の中には、

ベンテンウニではないものが混じっている・・・ってことですね。

このグループはよく似てて変異もあり、判断するのは難しい・・・


にしてもこの仲間、ウニ殻の中では スタークラス!  どれも綺麗です (^^)


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